意味の無いコーチングなる理由【失ったコーチングマインド】
過去の私の失敗談:コーチをしていると「何だか上手くいかない」「ティーチングに近い感じになってしまう」「ぎこちない」と感じことがあるかもしれません。そんなときに私の経験を通してマインドの大切さを知ってもらいたい。
本記事では、下記の内容を解説します。
本記事の内容
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1.意味の無いコーチングになる理由
2.意味の無いコーチングにならないためには
私は、35歳までコミュニケーションが下手クソで失敗や苦労を沢山してきました。でも、そんな私でもコーチングスクール在籍中(6ヶ月目)に有料クライアント13人、月額45万円を稼ぐことに成功。現在では、経営者やアーティストなどのコーチングを多数手がけ、一部上場企業のコーチング研修もしています。
1.意味の無いコーチングになる理由
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①失ったコーチングマインド
②8000時間以上のセッション経験からくる落とし穴
③コーチを辞める日
①失ったコーチングマインド
これは、売上が半減した数ヶ月前の私の実話です。
どうしてこうなったか結論からお伝えすると、忙しさにかまけて「コーチとしてのあり方」を忘れ、「尊敬と祝福」を生み出す努力を怠ったからです。
#ホント最低
まず状況を簡単に説明すると、私は11年前にプロのコーチとして華々しくデビューし、順調に経験を積み重ねて行きましたが、徐々に忙しくなり、ここ5年ぐらいはスケジュールが殆ど埋まっている状態でした。
当時の私の仕事の中身は、マーチングバンドの指導者と演出(フォーメーションをつくる)と研修講師、そしてコーチングの3つの仕事を忙しくこなしていて、1日に何本も仕事が入ることも普通にありましたし、東京出張や宿泊研修なども頻繁にある状態が続いていて、8桁の売上があるものの私自身の心のメンテナンスが全くできていなかったです。
そんな中、1年ほど前から仕事が減り始め、2月からはコロナで研修の仕事は全てキャンセルになり、売上の柱だった、法人との契約も3月末で終了と告げられました。
#お先真っ暗
自分自身の仕事に対する何かが失われていたことに薄々気づいていたにも関わらず、放置していた結果でしかないと気づくのはあまり時間がかかりませんでした。
#自業自得
②8000時間以上のセッション経験からくる落とし穴
そんな状態の中で、コーチングが何となく上手くいかない感じは以前から薄ら気づいていたのですが、下手に経験値もあるので、こちらの思い込みやコーチの価値観で歪んだバイアスをかけて、安易なフィードバックや知らず知らずのティーチングをクライアントさんにしていました。
#謝るしかありません…ゴメンナサイ
具体的にどうなっていたかというと、無意識のうちに評価者になっていたのだと思います。質問が誘導的になり、心の片隅には「評価する自分」がいて、その評価フィルターを通すと質問の質が常に「問題解決」や「誘導」や「クローズドクエスチョン」になっていコーチングと言えるもでは無かったと思います。
※当時のクライアントさんに申し訳ないです。
こうなったのは「経験値からくる傲り」でしかなく、忙しいさにかまけて少しのズレを見逃したまま時間が過ぎていき色々なことが私の身に形として現れてきました。
1つは登録させてもらっていたコーチングのプラットフォーム会社からの体験セッションでは「継続セッション」に繫がらず、評価もイマイチで情けないやら、そこの社長に申し訳ない気持ちでがありながら、経験からくる傲りに落ちてハマった感じになりました。
それ以外にも、先程の法人の契約解除など、モノの見事に仕事が減っていき、もう底を着いたと思いきや、それ以上に仕事が減っていきました。
#まさにどん底
③コーチを辞める日
コロナもあり、一度に色々なピンチが押し寄せて(引き寄せた)きて、売上は半減以下になり、コーチとしての自信も喪失し、コーチングマインドは見えないほど薄くなり、「このままではコーチを辞めるのがいいのでは?」と思うところまで考えました。
#まじで考えた
辞めるべきと思った理由としては、「クライアント視点のコーチングができなくなった」ことやコーチングマインドで大切な「尊敬と祝福」を大切にできていなかったことがあります。自分で怠ったにも拘わらず、自分で自信を無くすという滑稽な感じです。
#赤面です
自分で天職だと信じていた仕事を辞める日が本当に来てしまうかと思った時期でした。
要は、本当の意味でコーチングマインドを大切にしていなかった状態です。
※後から詳しく書きますが、私の考えるコーチングマインドは「謙虚、誠実、勇気と果敢な挑戦」「尊敬と祝福」です。
2.意味の無いコーチングにならないためには
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①コーチに必要な謙虚、誠実、勇気と果敢な挑戦
②環境を作る努力
①コーチに必要な謙虚、誠実、勇気と果敢な挑戦
コロナと色々な状況で仕事が激減したので時間は驚くほどあったので「今の自分に対して自分でコーチングを依頼したいか?」や「どんな人であればコーチにしたいのか?」を改めて問い直してみたところ、「謙虚さや誠実さ、勇気と果敢な挑戦」が欠けていると自分なりに結論づけました。
この「謙虚さや誠実さ、勇気と果敢な挑戦」を実行することでクライアントさんを心から信じることができ「尊敬と祝福」を生み出すことが可能になると考えたからです。
②環境を作る努力
状況で言えば売上も半減し、最悪の状況なので、ダメならとことんダメでもいいかと思い、「謙虚さや誠実さ、勇気と果敢な挑戦」を実行に移すために下記を実行してみました。
コーチングセッションの見直し
体験セッションのスプリクトやセッションに入る前の時間の使い方、セッションが終わってからの時間の使い方を刷新ししました。
具体的には私が大切にしているコーチングマインドについて書いてある書籍を必ず読み、クライアントさんの為の質問を10個ほど考え、心からクライアントに思いを馳せて「尊敬と祝福」を持ってスタート出来る状態を作るようにしています。
コーチングの書籍を再読
私がコーチングに心引かれた書籍や、当時何度も読み返した書籍、コーチングを学んでいたときのテキストやワークシートを片っ端から読んでいきました。
そうすると、自分の中で本当に大切にしていた言葉や考え方と出会ったり、忘れていたコーチングマインドを蘇ってくるのが分かりました。
登録会社のプロフィールの見直し
ダメ元だと思い、インターネット上に出ているプロフィールやなどを最新のモノにして見られ方を統一していこうと思い、色々なメディアで散らかっているプロフィールを見直しました。特に登録しているコーチングのプラットフォームの会社ではできる限り他者目線で他の方を参考にしながら毎日数日かけて変更しました。
コーチングのblogスタート
コーチとして見直すには基本のアウトプットがいいのでは無いかと思い、blogを1から構築してみました(このblogです)。
WordPress、ライティングスキル、ウェブマーケティングスキルを動画やブログで勉強し、自分の知識をblogという形で全て無料で提供することを始めました。
国際コーチ連盟の資格取得
このチャレンジが私の中でとても大きく葛藤がありました。コーチ歴11年で1から学び、それなりの金額をこの学びと資格に投資していいのかどうかかなり迷いました。
でもここで気づいたのが、自分のいらないプライドだと気づき、逆にこの挑戦はコーチとして「謙虚さや誠実さ、勇気と果敢な挑戦」に当たると思いこの8月から学び始めました。
この記事のまとめ
この記事を書いていて思い出す言葉があります
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。マザーテレサ
結局どんな仕事でもそうですが、あるべき姿に対して「心の蓋」をしたときにネガティブな思考にハッキングされ悪循環がスタートし、気づいたときには外傷になっているんだと思います。
それに気づき、上記の行動を始めてからは、登録会社のコーチングのクライアントさんが増え始め、それも自信に繫がり、ブログを書くことで初心を見直すことができ、国際コーチ連盟の学習では「コアコンピタンス」に心に刺さる文言がたくさん詰まっていて、日々刺激になっています。
何より嬉しいのは自分自身がコーチングマインドを改めてに見直すことができ、「謙虚さや誠実さ、勇気と果敢な挑戦」「尊敬と祝福」が心の真ん中にあることです。
一時期はホントにもうダメかと思いましたが、命まで奪われる心配もなさそうなので、必要な所まで落ちて、足掻いてみて気づくことがあると改めて感じました。
そしてこの経験がコーチとしての新たなリソースとして加わことがこの仕事の大きな魅力なのかもしれないです。
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