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コーチングセッションでコーチがやってはいけないこと【3選】

Coaching

コーチングしている人:コーチングがうまくいかないと感じてい人。コーチングを学んで実践しているけど、セッションがうまくいかない。相手に意識を向けることも実践しているけど、どうも癖がでてしまうようだ。

本記事では、下記の内容を解説します。

本記事の内容

    1.コーチングセッションでコーチがやってはいけない【3選】
    2.コーチングセッションの準備

この記事を書いているのは:コーチングスクール在籍中(6ヶ月目)に有料クライアント13人、月額45万円を稼ぐことに成功。現在では、経営者やアーティストなどのコーチングを多数手がけ、一部上場企業のコーチング研修でも活躍中です。しかし、コーチングでやってはいけないことを散々やってきた経験やスランプに陥りコーチを辞めようと思ったこともあるマルタニコーチです。

1.コーチングセッションでコーチがやってはいけない【3選】

やってはいけない
    ①ティーチング
    ②コーチングの認識がズレている
    ③自分の世界感や価値観にクライアントを引き込む
    ※私の失敗を元に書いています。

①ティーチング

コーチングを望んでいる人に、ティーチングをした結果どうなるかというと、主体性や自由な選択を奪ってしまい、癖になり大切な「思考」を止めてしまい、無意識の依存が生まれます。コーチとしては本末転倒ですよね。

さらにティーチングをすればするほど「先生」と「生徒」の関係になり、答えがあれば手っ取り早く知りたくなりますし、クライアントが喜び、感謝してもらえると「良かったのではないか」と全くの勘違いをします。

これはあくまでもコーチングを前提にしたサービスとした場合の話しでコンサルティングや指導を前提にした場合は話しは別です。

最悪なのは「我欲」でティーチングをしてクライアントから承認を欲しがるパターンです。

知り合いのIT関係会社の社長(コーチングを受けている)に教えてもらったことがあります。「コーチ自身が自己顕示欲とか承認欲求を感じることが多いから、そこを理解しているコーチでないと厳しい」と聴いたときはドキッとしたのを未だに覚えています。

②コーチングの認識がズレている

ここの結論は「コーチングって何か?」「コーチングの価値は何か?」「何故ティーチングではないのか?」などキチンと説明できていない、もしくは伝わっていないことです。

なぜそこまで説明が必要なのかは、コーチングは世の中に定着したサービスはないからです。そして認識がズレたままだと糸が絡まるかのように「こんなはずでは無かった…」となることが本当に多いです。コーチがすべきことは、

・ティーチング
・フィードバック
・情報提供

コーチはこの伝えるスキルを使い分けて、認識のズレがないようにすることも技術やサービスの1つだと思います。

③自分の世界感や価値観にクライアントを引き込む

コーチが色眼鏡をかけ、クライアントに価値観のジャッジが始まると、傾聴はできないし、承認やリフレーミングができるメンタリティでは無くなります。

クライアントは自分の中で自問自答して新たな気づきを求めているので、ジャッジが始まると一瞬で違和感やコントロール感を感じてしまい、この時点でコーチングから外れています。

クライアントより、コーチ自身に経験もあり、知っていることが多い場合にはこの状況に無意識に陥りやすいです。

私もセッションが上手くいかない時期にこの状態にはまってしまい、自分自身の感覚ではスランプに陥った感じで、その間はコーチングは向いていないじゃないかと思った程です。

どうすれば、上記のことをやらなくて済むかを下記に書いてみました。

2.コーチングセッションの準備

準備

①心を整える

私はセッションの前に儀式のように下記を確認しています。

尊敬と祝福を充分に持つ

    ・クライアントの人生に幸あれという思いを強く底流に持つこと
    ・クライアントの年齢分の「喜び」「悲しみ」「苦労」「辛さ」を感じる努力をすること
    ・クライアントが思う以上に可能性があることを私(コーチ)が強く信じること

大きな存在としてクライアントを見る質問

    ・人生で何を一番大切にしているのだろうか?
    ・人生はどういうモノだと信じているのだろうか?
    ・自分のことをどのように見ているのだろうか?
    ・人生で一番何を望んでいるのだろうか?
    ・どのような傾向(恐れ・先入観)があるのだろうか?

こうした心の準備をすることで、意識を全てクライアントさんへもっていくようにします。そうすると、私の中からエネルギー湧いてきて、いらない不安は無くなります。

この私の儀式が正しいと言うよりは、みなさんそれぞれ心の整え方があると思います。セッション前に何をしたり、唱えたり、確認すれば、意識をクライアントさんにもっていけるのかを時折確認することをお勧めします。

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②事前の準備

ここでも私がどんな準備をしているのかをご紹介いたします。

今回は体験セッション場合です。

クライアントさんに安心感をもってもらう準備

    ・コーチングのガイダンスや説明を事前にお送りする
    ・自己紹介(プロフィール)のアドレスを事前にお送りする

セッションの手順を考える準備

    1.お礼、申し込まれたキッカケは? 動機は?
    └自己紹介 お互いに(お名前、仕事、good or news マイブームなど)
    2.コーチングに対する認識合わせ(経験したときの感想は?)
    3.ナビゲーションシステムの現在地と目的地の例えで説明
    4.継続時の流れ説明
    └本質はセッションの間の行動を変えること
    └体験セッションはあくまで体験
    5.体験セッション
    6.コーチングの必要性の明確化
    7.見立てのフィードバック
    8.感想や事務連絡
    9.意思確認(率直にどうか?障壁は?)

コーチも人なので、慣れたり、心の揺れがあったりします。だからこそ準備を徹底してコーチングの品質を維持向上をしていく必要があるんだと思います。

コーチそれぞれの準備があっていいと思うので、事前の準備を改めて考えみるのをオススメします。

この記事のまとめ

まとめ
    1.コーチングセッションでコーチがやってはいけない【3選】
    ①ティーチング
    ②思い込み
    ③自分の世界感や価値観にクライアントを引き込む
    2.コーチングセッションの準備
    ①心を整える
    ②事前の準備

私はプロとして数年してから無意識のうちに、コーチングの品質をどん底に落としたことがあります。理由は簡単で、準備や品質の維持の仕方を分かっていなかったからです。

当時の自分は違和感は感じるものの改善したいけどどうしていいか分からない状態が続きました。

でも、ここから私が抜け出せたのは、コーチ仲間からのフィードバックです。

コーチのためのフィードバック会というのにお邪魔して意を決していったのを覚えています。経験や知識を蓄えるとプライドなのか我欲なのか、コーチにとって不必要なものが見えないところに張り付いているのを自覚せざるを得なかったですが、これが無かったら今の私はコーチをしていなかったかもしれなです。

まさに禅の心

「初心」

この一言に尽きるように思います。

【すぐではないけど人は変われる】
I’m OK you’re OK

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